小諸城址本丸の石垣の上に登ると、目線がちょうど桜の背の高さくらいになる。
手摺も注意喚起もなにもないのがよい。
もうちょっと石垣の角度が急だったら、手摺が付けられてしまったかもしれない。
けれど、これがもう少し角度が緩かったら、桜にここまで近づけない。
人工物なのに「もとからそこにあった地形」のような顔をしている、絶妙な角度だと思う。
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小諸の石垣とは関係ないけど、全国的には石垣の修復は沢山あり、検討資料などをみるとかなり精密で面白い。
期せずして、今のプロジェクトに活かせるかもしれない修復方法を見つけて、あわててメーカーの問い合わせフォームを埋めた。